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悪魔 ◆ 出現条件 5/25に追加される病院清掃のアルバイトに申し込む 根気が3(筋金入り)以上必要 キャラクター 上原小夜子 出現場所 病院 曜日 水・木・金 時間帯 夜 天候 いつでも 解説 病院清掃のアルバイトは毎回お金がもらえ、勇気がUPします。 ランク4で死神コミュが発生します。 イベント ◆ ランク 内容 7 選択肢なしでランクアップ MAX 小夜子の名札入手、ベルゼブブの合体解禁。 ランクアップ ◆ ランク 2 3 4 5 6 7 8 9 10 必要好感度 選択肢 ◆ 該当するペルソナがある場合♪が1つ増えるかもしれないとの事なので別途枠を作成しました。 ランク 設問 選択肢/好感度/好感度(P有) 0 1 やめてくれ! 興味無い そういうことなら… - - - - - - 1 2 分からない 興味無い ぜひお願いします ♪1 ♪1 - ♪2 ♪2 - 2 1 お金のため 小夜子に会えるから 夜はヒマだから ♪2 ♪1 ♪1 ♪3 ♪2 ? 2 いる いない 目の前に… 聞いてどうする ♪1 - ♪1 - ♪2 - ♪2 - 3 分かる 分からない やめてくれ - ♪1 ♪2 - ? ♪3 3 1 アルバイトで… 本業は高校生 - - - - 2 何しにここへ? なぜ、喪服を? また会いたい - - - - - - 3 …分かった 考えたくない ここにはいられない ♪1 ♪1 ♪1 ♪2 ♪2 ♪2 4 そういうものだ 治るのは、いいことでは? 転職すれば? - - - - - - 4 1 何があった? マンガみたいだ - ♪1 - ♪2 2 仕方ない 見たかった - - - - 3 慰める(要寛容さ5) 励ます 聞き流す ♪3 ♪1 - ♪3 ♪2 - 5 1 何があった? 具合が悪い? 用が無いなら帰る - - - - - - 2 自分を責めるな 仕方ない 反省しろ - - - - - - 3 黙って見守る 声を掛ける - - - - 6 1 少し休んだほうが… 頑張れ ♪1 ♪2 ♪2 ♪3 7 選択肢無し 8 1 急患? こんな時間に入院? - - - - 2 過労だって…? 休むことも大事だ - - - - 3 医者の不養生だね それで人を助けられるのか? 一人で抱え込むな - - - - - - 4 ”あの子”がそれを望んでる? 結局、自己満足では? 逃げているのでは? - - - - - - 9 1 挨拶って? お疲れ様… - - - -
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未投下 前へ 目次へ戻る 次へ Episode 20 『ハートフル・クライ』 1/31 決戦当日 朝 ---俺の部屋--- 迎えた決戦の日の朝。窓から差し込む日差しで目を覚ます。 俺(いよいよ・・・か・・・) 一度上体を起こし、自分の隣で眠る少女を見やる。 サーニャ「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz… 俺「・・・・・」ナデナデ そっと髪を撫でる。 俺「あれ・・・?」 ふと我に返る。どうして今、自分の隣にこの少女がいるのか。 半ば睡眠状態の脳漿を揺り起こし、記憶を辿りよせる。次第に昨晩の記憶が鮮明によみがえり始めた。 俺「・・・///」ナデナデ とりあえず、撫で続けることにした。 サーニャ「ん・・・ぅ・・・」 俺「っと・・・ごめん・・・起こしちゃったっスね・・・」 彼女も体を起こし、「ふぁ・・・」と1度可愛らしいあくびをする。 サーニャ「おはよう・・・」コシコシ 俺「おはようっス。まだ、寝てても大丈夫っスよ?」 サーニャ「ううん・・・だいじょうぶ・・・もう起きるわ・・・」 ベッドから降り、寝ぼけ眼のまま着替えを始めるサーニャ。 俺「って・・・ちょっと!」 サーニャ「?・・・どうしたの・・・?」 俺「そ、それ・・・俺の・・・服・・・」 サーニャ「・・・?」 サーニャは視線を着ている服に落とす。確かに、サーニャが着ているのは俺の軍服であった。 サイズが合わず、ぶかぶかの格好でなんだか可愛らしい。 俺(かわええなぁ・・・///) サーニャ「・・・ごめんなさい・・・今、着替えるから・・・」 そう言って俺に背を向けようとした時、 サーニャ「あっ・・・!」ズルッ 俺「あぶねっ!」 丈の余った裾に足を引っ掛けつまづくサーニャ。間一髪、俺が抱きとめた。 サーニャ「あ、ありがとう・・・」 俺「いえ・・・怪我、無いっスか?」 サーニャ「うん、大丈夫・・・」 俺「・・・・・」 ギュッ… 突然、俺の抱きとめた手に力がこもる。 サーニャ「お、俺・・・?」 俺「ごめん・・・なんか、今度は俺が怖くなっちゃったみたいっス・・・」 サーニャ「・・・俺。」 俺「はい?」 サーニャ「一回、離して・・・」 俺は彼女の言う通り、抱きしめていた腕の力を緩める。 解放されたサーニャは、俺の体を軽く押して、ベッドへ座るように促す。そして俺がベッドへと腰かけた直後、 ギュッ… 俺「!!」 サーニャ「・・・・・」ギュゥ… サーニャの体が俺を優しく包み込んだ。 俺「あ、あの、サーニャ・・・」 サーニャ「黙って・・・」 俺「はい・・・」 服越しに胸の柔らかな感触が頬に当たる。その奥から次第に、サーニャの鼓動が聞こえてきた。 とくん、とくん、とくん・・・ 俺「・・・・・」 サーニャ「聞こえる・・・?私の音・・・」 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・俺?」 俺「・・・胸、やわらかいっス・・・」 サーニャ「! え・・・えっち・・・///」 俺「ごめん・・・聞こえるっスよ、サーニャの音・・・すごく、落ち着くっス・・・ずっとこのままでいたいくらい・・・」 サーニャ「・・・///」 俺「もう少し、こうしてても良いっスか・・・?」 サーニャ「うん・・・」 俺の手がサーニャの腰へと回る。それに気づいたサーニャは、左手で俺を抱き寄せながら、右の手で俺の頭をなだめるように撫でる。 俺「サーニャ・・・」 しばらくして、ふと俺が話しかける。 俺「・・・もし今、俺が一緒に逃げようって言ったら・・・一緒に逃げてくれますか・・・?」 サーニャ「えっ・・・?」 俺「・・・俺、ホントは、君には戦ってほしくないっス・・・戦って君が傷つくのも嫌だ・・・君を、失うのも嫌だ・・・すごく、怖いっス・・・」 数秒の間があった後、サーニャはこう言った。 サーニャ「・・・いいよ。」 俺「え・・・」 サーニャ「俺が逃げるなら、私も一緒に行く。最後まで、ずっと一緒にいるわ。でも・・・」 俺「でも・・・?」 サーニャ「逃げても、逃げなくても・・・俺が戦うなって言っても、私は戦うわ。俺も、エイラも、大切な人みんな・・・守りたいから・・・」 俺「・・・うん・・・そうっスよね。ごめんなさい、逃げるってのは嘘っス。」 サーニャ「・・・うん、知ってた・・・俺は逃げるなんて言わないって、信じてたから・・・」 俺「そっか・・・あの、サーニャ。」 サーニャ「なに・・・?」 俺「俺、ずっと君と一緒にいたいっス・・・これからも、この先もずっと・・・」 サーニャ「うん・・・」 俺「君は、絶対に俺が守ります・・・何があっても、必ず・・・」 サーニャ「私も、俺を守るわ。どんなことがあっても、絶対に・・・」 俺「・・・ありがとう・・・絶対、生きて帰って来よう・・・」ギュッ サーニャ「うん・・・」ギュゥ ・・・ ・・・ ・・・ ♪ウィッチの斗い ---ブリーフィングルーム--- 続々と皆が部屋へと集まる。誰も居眠りをするような者は居なかった。 ミーナ「こうして号令をかけるのもこれで最後ね・・・」 坂本「ああ。ミーナ、頼む。」 ミーナ「ええ。・・・皆さん、おはようございます。昨晩説明したように、本日が我々人類にとっての最終決戦の日となります。」 最終決戦。その単語に全員の表情が引き締まる。 ミーナ「私たちを乗せる空母は既に着港済みです。このブリーフィングの後、皆さんにはすぐに搭乗してもらう予定です。」 ミーナ「それではもう一度、作戦内容の確認を行います。」 ミーナが再び作戦内容のブリーフィングを行う。一通り説明を終え、 ミーナ「以上でブリーフィングを終了します。それでは、これより第501統合戦闘航空団はオペレーション『ラグナロク』に参加します!」 全員『了解!!』 ミーナ「・・・それと・・・・・」 ミーナの声色が少し暗くなる。 ゲルト「? どうした、ミーナ?」 ミーナ「私、みんなにお礼を言わなきゃいけないわ・・・ここまで、何も言わずついてきてくれてありがとう・・・それに、頼りない上官で本当に、ごめんなさい・・・」 坂本「突然何を言うんだ、ミーナ。」 芳佳「そんなことありません!ミーナ隊長は頼りない上官なんかじゃないです!」 ミーナ「宮藤さん・・・」 ゲルト「宮藤の言うとおりだ、ミーナ。私たちはミーナが居てくれたからこそ、今こうして生きていられるんだ。」 エーリカ「そうそう。ミーナが今まで指揮してくれたおかげで、私たち誰一人欠ける事なくここまで来れたんだよ?」 シャーリー「あたしも素直にそう思うよ。隊長が仕切ってくれてたから、あたしたち、色々無茶もやってこれたんだしさ。」 リーネ「お礼を言うのは、私たちの方です。」 エイラ「そうダナ。サウナ作ってもらえたのもミーナ隊長がいたからだしナ。」 サーニャ「うん。隊長のおかげで、逃げることなくここまでやってこれました。」 ルッキーニ「あたしね、ミーナ隊長だーいすき!」 ペリーヌ「貴女の指揮があってこその501だと、私は思っております。」 俺「そうっスよね。と言うより・・・こちらこそ、色々勝手してすみませんでした・・・」 坂本「ああ。ミーナには付き合いがあってからずっと苦労を掛けさせてばかりだったな。本当にすまない・・・いや、ありがとう、ミーナ。」 芳佳「みんな、ミーナ隊長の事が大好きなんです。みんな、ミーナ隊長に感謝してるんです。だから、謝らないでください。」 その言葉に、 ミーナ「みんな・・・ありがとう・・・本当に・・・あり・・・がとう・・・グスッ・・・」ポロポロ 嗚咽を堪えた、絞り出すような声でミーナが感謝を述べる。彼女の双眸からは止めど無く温かな雫が零れ落ちる。 ゲルト「泣くのは全てが終わってからにしよう、ミーナ。」 ミーナ「・・・そうね・・・まだ、終わってないんだものね・・・グスン・・・ごめんなさい、もう大丈夫よ。」 裾で涙を拭い、いつもの顔に戻ろうとするミーナ。しかしながら、やはり目は少し腫れていた。 坂本「うん。よし、では最後の円陣を組もう!」 坂本の言葉に、仲間達が中心に集まり円陣を組む。 坂本「俺、お前は中心に入れ。」 俺「え?でも・・・」 シャーリー「いいからいいから。」 背中を押され、俺が円陣の中心に入る。 坂本「さあ、ビシッと決めてくれ。」 俺「お、俺っスか?」 皆が同時に頷く。 俺「・・・わかったっス。」 一呼吸置いて、 俺「みんな・・・今までたくさん迷惑かけてごめんなさい・・・」 俺「やっぱり、俺がここに来なけりゃ、みんながこうして苦しむことも無かったのは本当だから・・・」 ゲシゲシゲシゲシ 俺「いだだだだっ!ちょ・・・誰っスか蹴ったの!?」 エイラ「バーカ。そういう事じゃないダロ。」 シャーリー「ここはもっと、気持ちがよくなるようなこと言ってもらいたいよなぁ。」 芳佳「そういう話はナシです!もう一回やり直してください!」 俺「は、はいっス・・・」 再び一呼吸おいて、 俺「・・・俺、みんなと会えて本当に良かったっス。みんなから、思い出だけじゃなくて・・・大切なもの、たくさん貰いました・・・俺、みんなの事、大好きっス。」 エーリカ「わたしも俺の事、ダイスキだよ♪」 ルッキーニ「あたしもー!スキスキ!!」 サーニャ「私のほうが、好きだもん・・・」ボソッ エイラ「さ、サーニャ!?」 ゲルト「まったくお前たちは・・・だが・・・その・・・私も、嫌いではないぞ・・・///」 シャーリー「おやぁ?バルクホルンは俺の事、好きだったのかぁ。そっか~へぇ~」 ゲルト「ば、馬鹿者!!そういう意味ではなくて・・・私は家族として俺を・・・///」 坂本「はっはっは!愛されているな、俺。」 俺「は・・・はいっス・・・だから、みんなの事も、みんなの夢も、みんながいるこの場所も、この世界も・・・全部守りたいっス。」 俺「でも、それは俺一人じゃできないっス・・・だから・・・どうか、みんなの力を貸してください。」 シャーリー「水臭いこと言うなよ。今までだって、一緒に戦ってきたんだからさ。」 ペリーヌ「そうですわ。それに、貴方に頼まれずとも、私は勝手に戦いますわ。」 リーネ「俺さんを一人で戦わせたりなんかしないです。みんなで、一緒に守り抜くんです!」 ミーナ「ええ、誰一人欠けることなく、この基地(いえ)へ帰ってくるわよ!」 俺「ありがとうっス、みんな・・・絶対・・・絶対にみんなで帰って来よう・・・ウィッチに不可能はないっス!行こう、みんな!!」 全員『おうっ!』 結束。 ただの仲間ではなく、その垣根を越えた、家族にも似た固い絆が皆の間に確かに結ばれていた。 その絆を胸に、ストライクウィッチーズは決戦の地、北海へと向かう。 夜 ---北海海上 航空母艦『ライオン』内--- 空を、次第に闇が湛え始めていた。他の統合戦闘団を乗せた母艦や軍艦、駆逐艦と合流を果たし、人類連合軍は北海海上に現れたネウロイの塔へと進路を進める。 海上には『大和』に次ぐ新たな扶桑皇国の主力戦艦『尾張』。リべリオンの誇る巨大戦艦『ミズーリ』。ブリタニアの超弩級戦艦『ヴァンガード』。ロマーニャの『ヴィットリオ・ヴェネト』等々・・・ 各国の主力艦隊並びに主力戦闘機、更には各国のトップエースのウィッチがこの北海へと集結していた。文字通り、人類戦力の総決算である。 ゲルト「なるほど・・・爽観だな。」 ミーナ「ええ。全て各国の主力艦よ。」 リーネ「ねぇ芳佳ちゃん、あれ・・・」 芳佳「うわぁ・・・おっきいね・・・」 宮藤とリーネの視線の先にある巨大戦艦。ビスマルクに次ぐ、カールスラント最新鋭の戦艦、『ティルピッツ』。 ティルピッツの主砲には各国の技術者が共同で作り上げた『魔導砲』が搭載されていた。 戦艦内には通常の乗組員の他に10人のウィッチが乗り込んでおり、魔導砲は彼女たちの魔力によって起動する。 10人がかりで魔力を極限まで充填し、圧縮。それをそのまま撃ち出すという単純にして大胆な兵器である。 対戦艦では意味をなさないが、対ネウロイに関しては絶大な威力を発揮する。もうネウロイの力に頼らない、という人類の意思の表れでもあった。 エーリカ「あの『魔導砲』ってやつ、ウルスラも手伝ったんだって。」 芳佳「ウルスラ・・・って確かハルトマンさんの妹さんですよね?すごい・・・」 シャーリー「なぁ、それより俺はどこ行ったんだ?」 ペリーヌ「あの殿方なら、先ほど甲板の方へ行きましたわよ。船に酔った、ですって。」 ゲルト「まったく・・・さっきまでの威勢はなんだったんだ・・・」 一方甲板では・・・ 俺「うっぷ・・・うぇ・・・」 サーニャ「大丈夫・・・?」サスサス エイラ「ストライカーは平気なのに、なんで他の乗り物はダメなんだヨ・・・」 その時、 ゴオオオオォォォォォ!! 俺「!?」 サーニャ「きゃっ!」 エイラ「うわっ!?な、なんダ!?」 突如、俺たちの目の前の海上に巨大な火柱が屹立する。波が大きくうねり、艦を激しく揺さぶる。 ---戦艦『尾張』 艦橋--- 杉田「なんだ!?」 副官「わかりません!突然火柱が・・・」 その操艦技術を買われ、三度、扶桑皇国艦隊の指令に選任された杉田。そんな彼も、船員も突然の出来事に焦燥する・・・が、さすがは指令。 杉田は直ぐに冷静さを取り戻し、部下に命令を与える。 杉田「艦長操艦、両舷半速!!」 副官が杉田の命令を復唱し、艦内の水兵たちに命令を伝達する。 杉田「両舷停止!!」 副官「両舷停止!・・・行き足止まりました!」 杉田の命令通り、艦隊は動きを停止した。他の艦隊も同じように停止している。 杉田「あれは・・・」 杉田が双眼鏡で状況を確認する。空に、極小さいながらも赤い光が二つ、灯っていた。 杉田「ネウロイ・・・いや、人間か!?」 ---航空母艦『ライオン』 甲板--- 一方、俺も魔眼によりその存在を捉えていた。 俺「あいつらだ・・・」 エイラ「あいつらって・・・まさか・・・」 俺「グレゴリ・・・!」 先日のラジオの演説により、その生存が確認されたグレゴリの2人組。ここに来て、ようやく姿を現した。 俺が、ストライカーが格納されたハンガーへと足を進めようとする。 サーニャ「待って!」 その声に、足を止め振り返る。 サーニャ「俺・・・行くの・・・?」 俺「・・・心配いらないっス。ちょっと行って、すぐ戻ってきますから。」 エイラ「一人で行く気かヨ・・・」 俺「俺がやるって決めたことっスから。大丈夫っス、2人とは、一緒にサーニャの両親を探しに行くって言う約束をしたっスから。それを果たすまでは、俺は絶対に死なないっス。」 エイラ「どうしても行くのカ・・・?」 俺「はい。」 エイラ「・・・死んだら、許さないからナ。」スッ 俺「もちろんっス。」スッ 互いに拳を突き出し、コツリと付け合わせる。 サーニャ「俺、これ・・・」シュルッ サーニャが手首に巻いていたリボンを、俺へと手渡す。 サーニャ「側にいれない間の、私の代わり・・・戻ってきたら、返してね・・・」 俺「ありがとうっス。じゃあ、これはサーニャが持っててください。」シュルッ 俺も、腕に巻いていたリボンをサーニャへ渡す。 俺「必ず戻ってきます。戻ってきたら、きっと返してください。」 サーニャ「・・・・・」コクッ 俺「じゃあ、行ってきます。」タッタッタ 受け取ったリボンを腕に巻き、踵を返し、ハンガーへと走る。そして彼は、グレゴリの待つ夜空へと飛び立った。 ---北海上空--- 高度約2000メートル地点。そこに緋色の瞳を持つ二人組が上空で停滞していた。 アダム「なんや、他のお仲間はどうしたんや?」 俺「仲間なら、ここにいるっス。」 腕に巻きつけたリボンを指さす俺。 それはサーニャから預かった誓いのリボン。しかし、それによって繋がっているのはサーニャだけではない。エイラも、宮藤も、リーネも、ペリーヌも・・・他の俺の仲間の全てが、このリボンを通して繋がっている。 俺「俺は、一人じゃない。」 アダム「なんのこっちゃ?」 当のアダムはそんなことを知る由がない。首をかしげるのも当然であった。 俺「・・・アンタ・・・その腕・・・」 以前、斬り落されたはずのアダムの右腕は、確かにそこに存在していた。 しかし、それは人の腕と言うにはあまりにも黒く、一種のグロテスクな禍々しさを醸し出している。 アダム「ああ、これか?ネウロイん力っちゅうんはホンマ便利でなぁ。テキトーな金属の近くに腕晒しとったら勝手に再生しおったわ。ま、見ての通り、もう人間の腕やあらへんけどな。」 アダム「って、オレの事はどうでもええんや。お前一人で何しに来たっちゅう話や。」 俺「俺たちはその先に行かなくちゃいけないんス。そこを、どいてください。」 イヴ「今更抗ってどうなるのです。もはや滅びは避けられないというのに。」 アダムの隣にいた少女、イヴが口を開く。 俺「その滅びを止めに行くんスよ。」 アダム「せやから止られへん言うとんのや。アホか。」 俺「だから、意地でも止めるって言ってるんスよ。邪魔しないでください。」 イヴ「あなたは一つ勘違いをしている。私たちは別にに立ちふさがっているわけではありません。ただ、祝祭の時をここで静かに待っているだけです。」 俺「祝祭・・・?滅びが?馬鹿げてる・・・どうかしてるよ、アンタ。」 アダム「おい、口には気をつけろや。次、イヴを愚弄するような言葉吐きおったら叩っ斬るで。」 アダムが俺を睨みつける。 イヴ「落ち着きなさい、アダム。とにかく、私たちは静かに滅びを待ちたいだけ・・・あなた方はその祝祭の障害となるから攻撃した。それだけです。即刻この場から立ち去れば、これ以上危害は加えません。」 俺「そうはいかないっス。俺たちは、アンタたちのその先に用がある。」 アダム「退かへん言うとるんが聞こえへんのかワレ。」 俺「退かないなら、押し通る。」シャン 刀を抜き、切先を二人へと向ける。 イヴ「・・・どうやら、何を言っても無駄なようです。いいでしょう、あなた方とは決着をつけねばならない。ここで滅して差し上げましょう。」 アダム「そういうこっちゃ、恨むなや。」シャン アダムも、以前の大剣ではなく、腰に帯刀していた刀を抜き打つ。 アダム「ほんなら・・・」 俺「いくぞ・・・!!」 ブォン! ♪出撃 互いに肉薄。その間にイヴは詠唱を開始する。 アダム「オラァ!!」ヒュン! 先手はアダム。袈裟懸けに俺へと刃を振り下ろすが、俺はそれをすれ違いざまに捌く。 空戦における刀剣術は基本、切り結んだ後、いきなり止まることはできず、身を翻すのに多少の時間を必要とする。 だが、今の相手にはその常識が通用しなかった。 アダム「よそ見すんなや!!」 再び、後方から唐竹に振り下ろされた刃。 俺「くっ!!」ギィン! 俺は無理やりストライカーを反転させ、刃を受け止める。 グレゴリの2人は、魔力により飛行しているのではない。あくまで、ストライカーは浮遊を行うための媒介。 その証拠に、2人のストライカーには魔力によるプロペラが発現していない。2人は体に無理やり宿されたネウロイの力で浮遊しているのだ。 ストライカーの機動では、彼らの機動についていくことは難しい。 俺は刀の柄をしっかりと持ち、峰に手を添え、直上から振り下ろされた刃を懸命に受け止めている。 アダム「言っとくけどなぁ、お前に腕斬られた恨み、忘れとらへんからのぉ。」 俺「アンタこそ・・・バルクホルン大尉を傷つけた事と、サーニャを傷つけようとしたこと・・・許さないっスから。」 アダム「ほんなら、またお仲間斬ったろうか?こんな風になぁ。」 フッ… 俺「!!」 刹那、目の前からアダムの姿が消える。 俺「くそっ!!どこだ!!」 懸命に探すもなかなか見つからない。ふと、背後に風を切る音と気配を感じる。 俺「そこかっ!!」 ギィン!! 反転し、刀を振るう。金属同士が打ちつけ合われたような甲高い音が響く。 アダム「ハッハァー!ご名答や。よぉ分かったな。」 俺「俺の家族に手を出したら、許さない・・・」 アダム「安心せぇや。お前倒すまでは手ぇ出さへんから・・・っと!」 不意に、アダムがその場から後退し、距離を取る。 イヴ「フィムブルヴェト!」 声が聞こえると同時に、頭上に巨大な氷塊が現れ、俺へと振り落ちる。とても回避が間に合う状況ではない。 俺「スルト!!」 俺の意思に呼応し、刀を蒼炎が覆う。それを真っ直ぐに振り上げ、氷塊へと打ち付ける。 炎により氷は完全に気化し、辺りを濃い水蒸気が覆った。 ---航空母艦『ライオン』甲板--- シャーリー「俺は!?」 ミーナ「大丈夫、まだ反応がある。生きてるわ。」 ミーナの空間把握能力は、確かに俺の存在を捉えていた。 水蒸気が晴れると、俺の姿が見えた。俺は再び、相手と刀を打ちつけ合っていた。 サーニャ「俺・・・」キュッ 俺から預かったリボンを握りしめるサーニャ。 エイラ「サーニャ・・・」 ゲルト「くっ・・・いくら手を出すなと言われても、相手は二人・・・あれでは劣勢だ・・・」 ルッキーニ「少佐、なんで行っちゃだめなの・・・?」 坂本「それが、俺からの頼みだ。あの二人は、必ず自分が退ける、だからみんなが手を汚すことはない、とな。」 エーリカ「俺一人だけが、手を汚すってこと・・・?そんなの・・・」 坂本「いや、そうではない。俺も、相手をできるだけ傷つけずに退ける術を私とともに身に着けた。ただ、今のままではあまりにリスクが大きすぎるがな・・・」 芳佳「坂本さん。」 ふと、宮藤が坂本の名前を呼ぶ。 坂本「どうした、宮藤。」 芳佳「私も、あそこへ行きます。」 リーネ「芳佳ちゃん!?」 ペリーヌ「あなた、何を考えて・・・」 坂本「それはダメだ、宮藤。お前を危険な目に合わせる訳には・・・」 芳佳「坂本さん。」 坂本の言葉を遮るように、宮藤が再び名前を呼ぶ。 芳佳「お願いします。行かせてください。」 しっかりとした口調で、そして、一切の濁りを感じさせない真っ直ぐな瞳を坂本へと向ける。 芳佳「私だって、坂本さんや俺さんと一緒に稽古してきたんです。それに、坂本さんだって、きっと私と同じこと考えてたんじゃないんですか?」 坂本「! ・・・」 宮藤に考えていたことを見抜かれた坂本は、押し黙ってしまう。 芳佳「私、言いましたよね。坂本さんの分も戦うって。」 坂本「・・・・・」 芳佳「お願いします、坂本さん。」 誰もが、坂本は反対すると思っていた。しかし、 坂本「ミーナ。」 ミーナ「・・・何かしら。」 坂本「・・・宮藤を、送り込む。」 全員『!?』 ミーナ「ダメよ。許可できないわ。」 坂本「頼む。」スッ 芳佳「!!」 何を思ったか、坂本は甲板のウッドデッキに膝を屈し、頭をつけた。 坂本「この通りだ。」 土下座。己を押し殺し、平伏して相手に礼節を尽くす、扶桑の礼式。ミーナもそれを知っていた。 ミーナ「美緒・・・」 今、目の前にいる戦友は、ミーナに対して最大級の礼節を尽くし、懇願している。ミーナにとって坂本は戦友と言う言葉ではくくれないほどの仲。 その坂本がここまでして自分に頼みを申しでている。それを無碍にすることなど、ミーナにはできなかった。 ミーナ「・・・必ず生きてここまで帰ってくること。それが条件です。」 芳佳「ミーナ隊長!!」 坂本「ミーナ・・・ありがとう。」 ミーナ「もう頭を上げて頂戴・・・あなたにそんな事、させたくないわ。」 坂本が平伏を解き、立ち上がる。 坂本「行って来い宮藤。俺を助けてやってくれ。」 芳佳「はい・・・!」 リーネ「芳佳ちゃん!!」 芳佳「ごめんね、リーネちゃん。私、行ってくる。」 ギュッ 芳佳「り、リーネちゃん!?(む、胸があたって・・・)」 リーネ「絶対、戻ってきてね・・・約束だよ・・・?」 芳佳「うん、大丈夫。絶対帰って来るよ。」 その言葉を聞いたリーネが、抱擁を解く。 リーネ「・・・いってらっしゃい。」 芳佳「うん!いってきます!!」 そして宮藤は震電の待つハンガーへと駆け出した。 続き→ペルソナ20.5 -ページ先頭へ
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戦車 ◆ 出現条件 4月18日 シナリオ キャラクター 里中千枝 出現場所 屋上/休日:だいだら前 曜日 月・火・木・土 時間帯 放課後 天候 雨:× リバース ブロークン 解説11/27以降はコミュイベント・ランクアップイベント等のコミュ可能日は従来から変更されます。 イベント ◆ ランク 内容 8 千枝と付き合う⇒千枝と特別な関係になる 10 リストバンド入手、トモエ⇒スズカゴンゲンへ転生、フツヌシの合体解禁 ランクアップ ◆ ランク 2 3 4 5 6 7 8 9 10 必要好感度 選択肢 ◆ 該当するペルソナがある場合♪が1つ増えるかもしれないとの事なので別途枠を作成しました。 ランク 設問 選択肢/好感度/好感度(P有) 1 1 確かに 意味あるのか? ♪3 - ♪3 - 2 いいよ 仕方ない 面倒くさい ♪2 ♪2 - ♪3 ♪2 ? 2 1 可愛いよ(要勇気) 女の子らしい 笑っちゃう ♪3 ♪2 ? ♪3 ♪3 ♪2 3 1 その通りだ お前には関係ない 馬鹿にするな(要勇気) - ♪2 ♪3 - ♪2 ♪3 2 ギャグを言う 剛史の悪口を言う 千枝の手を握る(要勇気) ♪2 ♪2 ♪3 ♪3 ♪2 ♪3 4 1 がっついてるね 美味しそうだね 幸せそうだね ♪2 ♪3 ♪3 ? ♪3 ♪3 2 気を配るよ 雪子はそんな弱くない 千枝のほうが心配だ:寛容さUP ♪3 ♪2 ♪3 ♪3 ? ♪3 5 1 その通り 弱肉強食だ ♪2 - ♪3 ? 2 当然だ 警察に任せよう 面倒そう ♪3 - ? ♪3 ? ? 6 1 千枝を止める(要勇気4) 自分が戦う - - - - 2 迷惑じゃない もう慣れた 反省しろ ♪? - - ♪2 - - 7 1 これからだ そう思っただけ前進だ 自分と向き合うのは難しい ○ ♪3 ? ○ ♪3 ♪3 8 1 千枝の好きにさせる 千枝をかばう 一緒に戦う - ? - - - - 2 結果オーライだ あの子をちゃんと守った 無茶しすぎだ ♪2 ♪3 ? ♪3 ♪3 - 3 付き合ってくれ[恋人] これからもよろしく - - - - 千枝と恋人にならない場合 9 1 もちろんだ そうとは限らない - - - - 千枝と恋人の場合 9 1 もっと綺麗 もっと汚い 変わらない ? ? ♪3 2 それがいい 一人でしてくれ ♪3 ? 3 抱きしめる 何もしない - - 4 気にしない 千枝らしくていい - - 休日イベント ◆ ランク 選択肢/好感度 8 もっといいとこ行こう 諦めよう ? ♪2
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ダークイレギュラーズ - デーモン グレード〈3〉 ノーマルユニット (ツインドライブ!!) パワー 11000 / シールド - / クリティカル 1 起【V】【LB4】:[CB(2)-カード名に「アモン」を含むカード] SC(2)し、あなたの前列のカード名に「アモン」を含むリアガードを2枚まで選び、そのターン中、『永【R】:あなたのソウル1枚につき、このユニットのパワー+1000。』を与える。そのターン中、この能力は使えなくなる。 自【V】:[SB(1),あなたのカード名に「アモン」を含むリアガードを1枚選び、ソウルに置く] あなたのメインフェイズ開始時、コストを払ってよい。払ったら、1枚引く。 永【V/R】:盟主(共通するクランがないあなたのユニットがいるとアタックできない) フレーバー:命を屠り、魂を喰らえ!進軍せよ、魔王の眷属共よ! 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 0 (0%) 2 弱いと思う 0 (0%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 0 コメント
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世界樹の迷宮シリーズリンク 機種 タイトル 概要 判定 世界樹の迷宮 DS 世界樹の迷宮 キャラクターメイキング、高い難易度、地図作成が話題を呼んだ『Wizardry』の現代版。 良 Switch/Win 世界樹の迷宮 HD REMASTER DL専売。『I』のリマスターの単体版。 DS 世界樹の迷宮II 諸王の聖杯 初代の正統進化だがバグが多い。ただし、ベスト版では大半のバグが修正済み。 なし Switch/Win 世界樹の迷宮II 諸王の聖杯 HD REMASTER DL専売。『II』のリマスターの単体版。 DS 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 迷宮だけでなく海でも冒険。理不尽だった要素のマイルド調整もされている。 良 Switch/Win 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 HD REMASTER DL専売。『III』のリマスターの単体版。 3DS 世界樹の迷宮IV 伝承の巨神 救済措置のある“カジュアルモード”が搭載され、初心者への間口が広がる。 良 世界樹の迷宮V 長き神話の果て 世界観やシステムを一新。かつてない自由度のキャラメイクが可能に。 なし 世界樹の迷宮X 公式曰く「3DS最後の作品」で、歴代作品から職業とキャラが集結、歴代一の大ボリュームに。 良 新・世界樹の迷宮 3DS 新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女 第1作のリメイク。キャラボイスやアニメーション、ストーリーモード等を搭載。 なし 新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士 第2作のリメイク。前作で調整不足だった新要素が改善。『新世界樹』の正当進化。 良 不思議のダンジョン 3DS 世界樹と不思議のダンジョン 『不思議のダンジョン』とコラボレーション。意欲作だが調整不足や面倒な仕様が牙を向いた。 なし 世界樹と不思議のダンジョン2 ゲーム性は改善したが『世界樹』としても『不思議のダンジョン』としても問題が多い。 シリ不 オムニバス Switch/Win 世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER 『I』『II』『III』のリマスター版をまとめて収録。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 DS セブンスドラゴン 初代『世界樹』と同じ新納氏がディレクターのためか雰囲気がよく似ている。 賛否両論 3DS/PSP ロストヒーローズ 初代『世界樹』及び『II』と同じランカースが開発するRPG。ゲームシステムもかなり似通った作りになっている。 良 3DS ロストヒーローズ2 不満点を解消した上記の続編。 良 ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス 『世界樹』をベースとする『ペルソナ』の世界が舞台の3DダンジョンRPG。『ペルソナ3』と『ペルソナ4』のキャラクターが共演。 良 ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス 参戦作品に『ペルソナ5』が追加。前作の難点は概ね改善したが、ストーリーを含むあらゆる要素で粗が目立つ。 なし WiiU 幻影異聞録♯FE 『III』のプリンセスの衣装が登場。 良 Switch 幻影異聞録♯FE Encore エレオノーラ専用の新規コスチュームとして『X』からヒーロー衣装が登場。 概要 セガの子会社アトラスより発売されているRPGのシリーズ。 「現代の自分達が『ウィザードリィ』が生まれた時と同じ視点に立ったらどうなるか?」をコンセプトの1つとして生まれた。 世界に点在する世界樹とその周囲に広がる広大な世界樹の迷宮、世界樹に最も近い町の住人達、そして世界樹の迷宮に挑む冒険家達の物語を描いている。 1作毎に舞台となる町が異なりストーリーも独立しているが世界観には一定の共通点が見られ、過去作のキャラや具体的な地名などが登場する事もあるが『V』からは一新された。 インターフェースに往年の翻訳物のゲームブックを思わせる特徴的な文体を用いており、システムや音楽などをわざと古めかしく際立たせている為懐かしくも新鮮な雰囲気を感じさせる。 戦闘の難易度は序盤から高めだが、決して理不尽な難しさにはなっておらずオールドゲーマーを中心に話題となった。 キャライラスト・メインビジュアル担当の日向悠二(*1)氏が描くキャラも概ね好評。 1作目は発売前から注目を浴びていたらしく、発売されるや否や各地で品切れが続出し公式サイトにてお詫びの声明が発表される事態にまで発展、それがまた話題を呼び最終的に極めて入手困難な状況が続いていたとか。 一時期は社内外でコラボも行うなどシリーズの広がりを見せていたが、2023年2月9日に『Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER』が発表された際に公式で配信された記念放送内では、新作のリリースは当分先になることが明らかとなっている(参照)。
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登録日:2023/02/13 Mon 16 30 00 更新日:2023/05/27 Sat 16 07 06NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 3学期 P4G クマ スキル解説 ペルソナ4 久慈川りせ 固有スキル 壊れ 天城雪子 巽完二 白鐘直斗 花村陽介 里中千枝 この項目にはペルソナ4 ザ・ゴールデンの追加要素に関するネタバレが含まれます。 未プレイの方は自己責任で閲覧してください。 ペルソナ4では仲間のコミュをMAXにすることで仲間のペルソナが転生するのだが、無印では耐性が強化される程度であった。 しかしリメイクのザ・ゴールデン(以下P4G)では3学期が追加され、その3学期以降にコミュがMAXになっている仲間から昼休みの誘いを受けることで、もう1段階転生が可能となり、その際にその仲間キャラ固有の強力なスキルを習得できるようになった。 中にはバランスブレイカーと呼んで差し支えないスキルも含まれている。 本項目では各キャラの固有スキルを解説する。 風の吹くままよ! スキル名:青春の風 習得者:花村陽介 転生後ペルソナ:タケハヤスサノオ 消費SP:25 効果:味方全体のHPを中回復し、3ターンの間、命中・回避率が上昇する メディラマ+マハスクカジャの複合スキル。 後述する他の仲間スキルに壊れているものが多いため地味であるが、消費SP12のメディラマ+消費SP24のマハスクカジャ=消費SP36を1ターンの消費且つSP25で打てるため、使い勝手は良い。 陽介は終盤になるとややパンチ力に欠け器用貧乏感が出てしまうのだが、他の仲間の物理スキルや敵の攻撃によって減ったHPをリカバリーしつつ命中・回避率UPを維持できるのは唯一無二と言える。 燃えろ、ドラゴン! スキル名:ドラゴンハッスル 習得者:里中千枝 転生後ペルソナ:ハラエドノオオカミ 消費SP:150 効果:3ターンの間、味方全体の攻撃・防御力と命中・回避率が上昇する ぶっ壊れスキルその1。シンプルに言えばヒートライザを味方全体に付与するというもので、その字面だけで強いのがわかる。 戦闘開始時の主人公ペルソナのマハオート系が効いている間はチャージ+ゴッドハンドで大ダメージを与え、3ターン目にオート系の効果が切れる前にドラゴンハッスルを使用することで、6ターンもの間全ステUP効果を維持させることができる。 デメリットと言えば元々のSPが低い千枝が使うにしては重くのしかかる消費SP150であるが、 11月22日以降に天上楽土に現れる迷いの翁を倒すと手に入るチャクラリングを装備することで半減可能になるし、(難易度ノーマルであれば)何回も使うスキルではないのであまり気にならない。 無印の千枝はスキルが中途半端感があり、氷結運用ならクマ、物理運用なら完二にアドバンテージがあるという状況であったがこのスキルを習得することで完全に差別化できるようになった。 花の色 うつりにけりな いたづらに スキル名:華焔 習得者:天城雪子 転生後ペルソナ:スメオオミカミ 消費SP:34 効果:敵全体に火炎属性で特大ダメージ ぶっ壊れスキルその2。言ってしまえばマハラグナロクと呼べる性能。 雪子が魔の数値が高い典型的な魔法使いタイプなので相性は抜群。火炎耐性がない敵であれば、ほぼ一撃で葬り去れる。 また、バイクでお出かけするイベントの5回目でコンセントレイトを習得するため、併用すればボス相手に4桁ダメージをたたき出すのも夢ではない。 漢・巽完二、只今参上! スキル名:漢の花道 習得者:巽完二 転生後ペルソナ:タケジザイテン 消費SP:30 効果:中確率で敵全体をダウン・気絶状態にする 直接ダメージを稼ぐことが出来るスキルではないものの、終盤のダンジョンの敵は相反する弱点を持つ敵の組み合わせ(例えば火炎弱点と火炎反射の敵が一緒に出てくるなど)や、 そもそも弱点がない敵も多く出現するため、ダンジョン踏破や主人公ペルソナや仲間のレベリングを効率よく行える。 ただ、完二の速(命中率)の数値が高くないのが難点なので、マハスクカオートや自力習得する気絶成功率アップなどでしっかり命中率を上げる必要はある。 また、漢の花道を抜きにしても完二自体、トップクラスの力の数値からチャージ+イノセントタックでしっかり単体火力を出せるため、ボス戦で使えないということもない。 カモーン!ミラクルー! スキル名:カムカムミラクル 習得者:クマ 転生後ペルソナ:カムイモシリ 消費SP:25 効果:何が起こるかわからない 次の中からランダムで1つの効果が発生する 何も起こらない 敵全体のHP、SPが全回復する 味方全体のHP、SPが全回復する 敵味方全体のHP、SPが全回復する 敵全体がダウンする 味方全体がダウンする 敵味方全体がダウンする 敵全体に状態異常が付着する 敵味方全体に状態異常が付着する 仲間の固有スキルの中で唯一実用性を見出すのが難しいスキル。 メリットと呼べる効果が9つの内わずか3つで、消費SP25と1ターンを消費する価値があるかは疑問があると言わざるを得ない。 レベリングが十分でダンジョン攻略時に遊ぶ余裕がある、クマが推しなどの理由がないと使うのは厳しいかもしれない。 (しかも習得が3学期なので使えるダンジョンが戦闘後にSPがゴリゴリ削られる仕様である虚ろの森、強力な敵が多い黄泉比良坂と限られているのも追い打ちとなっている) トリッキーで破天荒なキャラクターであるクマらしいといえるスキルであるが・・・ 正義は我にあり! スキル名:正義の盾 習得者:白鐘直斗 転生後ペルソナ:ヤマトスメラミコト 消費SP:180 効果:味方全体にあらゆるダメージを一度だけ無効化するバリアを張る ぶっ壊れスキルその3にして、今作最強と呼ぶにふさわしい固有スキル。 どんな攻撃でも1度だけブロックするため、2回行動のボスにピンポイントで弱点を突かれるなどのイレギュラーがなければ、次の行動を安全に迎えることが出来るという完全なるバランスブレイカー。 消費SPは高いが、こちらも天上楽土で手に入るチャクラリングを装備することで半減可能。 毎ターン正義の盾を使いつつ、他の仲間はチャージorコンセントレイト→攻撃スキル(たまにSP回復)を繰り返すだけで、難易度RISKYだろうがラスボスだろうが裏ボスだろうが完封できてしまう。 しかしドラゴンハッスルといい華焔といい正義の盾といい、ペルソナ4の女性陣は強すぎる・・・。 どこが弱点なの~? スキル名:フル・アナライズ 習得者:久慈川りせ 転生後ペルソナ:コウゼオン 消費SP:なし 効果:敵の所持スキルに加え、攻撃していない属性も全て確認できる ハイ・アナライズに上書きされる形で習得する。今まで手探りであった敵の耐性が初見でもわかるようになる。 これによって常に弱点を突く戦い方ができる上、完二のところでも触れたように終盤は相反する弱点を持つ敵の組み合わせが多くなるため、初見で全体攻撃→反射による事故を防ぐことが出来る。 以上のように強力なスキルが多いが、習得が終盤であることと使えるダンジョンが2つであることを考慮すると、ここまでしっかりプレイをしたご褒美と捉えれば悪いものではないだろう。 ちなみに、無印では基本的にペルソナ転生の際に弱点属性が無効になる強化がされていたが、P4Gでは固有スキル習得とのバランス調整のためか、 元々の弱点は消えずに弱点属性への回避率を3倍にする真・弱点属性見切り(電撃弱点の陽介なら真・電撃見切り)を習得するにとどまっている。 真実を知りたい者は追記・修正お願い致します。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 最近P4Gプレイした俺にとってタイムリーな記事だな~。ボス戦終盤で余裕ぶっこいてカムカムミラクル使ったら敵全回復が出て水泡に帰したのは思い出w -- 名無しさん (2023-02-13 17 17 38) 登録日が2011年になってるのはなんで? -- 名無しさん (2023-02-13 19 14 35) 雪子はコンセントレイト込みで下手したら番長のヨシツネの八艘飛び以上のダメ叩き出すからな… -- 名無しさん (2023-02-13 19 24 20) クマ以外強ぇなぁ -- 名無しさん (2023-02-13 19 52 43) クマの転生後ペルソナが書かれてないぞ -- 名無しさん (2023-02-14 22 23 32) 千枝のドラゴンハッスルは消費に比してもやり過ぎてたからもう次からは出ないだろうとやった時は思ってたよ… -- 名無しさん (2023-02-14 22 45 58) 名前 コメント
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日本の歌手 ペルソナファン 君のとなりはギンコをイメージして作った タイアップ作品は違うもののMADE TO BE IN LOVEもペルソナ2の事を歌ってる 君のとなりの評価・人気は今でも高く 当時の有線でゲームの曲ながら「君のとなり」がよく流れていた
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AA/主人公 AA/花村陽介 AA/天城雪子 AA/里中千枝 AA/久慈川りせ AA/クマ AA/堂島菜々子 AA/白鐘直斗 AA/ペルソナ AA/プチ
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【登録タグ senya ぺ 幽閉サテライト 曲 月に叢雲華に風 狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon】 【注意】 現在、このページはJavaScriptの利用が一時制限されています。この表示状態ではトラック情報が正しく表示されません。 この問題は、以下のいずれかが原因となっています。 ページがAMP表示となっている ウィキ内検索からページを表示している これを解決するには、こちらをクリックし、ページを通常表示にしてください。 /** General styling **/ @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight 350; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/10/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/9/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/8/NotoSansCJKjp-DemiLight.ttf) format( truetype ); } @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight bold; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/13/NotoSansCJKjp-Medium.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/12/NotoSansCJKjp-Medium.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/11/NotoSansCJKjp-Medium.ttf) format( truetype ); 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前ページ次ページゼロのペルソナ タバサがアーハンブラ城に監禁されてから数日が経った。 出歩くことは当然許されない彼女の日課になったのは、母に『名も無き勇者』の本を読み聞かせることだ。 それはハルケギニアに広く親しまれている英雄譚である。 これと言った原点がないため、筋書きや登場人物が大きく違うものが多数存在する。 特に特徴的なのが、主人公であるはずの主人公が定まっていないことである。 平民であることもあれば、メイジであったり、青年の戦士であったり、平凡な少年であったり、人ですらないものも少なくないという。 まさしくタイトルどおり『名も無き英雄』である。主人公が違えば別の物語として認識されそうなものだが、共通点として3種の怪物と戦うことであろう。 そして一般的なものではそれらを倒して囚われの少女を救い出すことである。 『名も無き勇者』はタバサがよく母に読んでもらった本である。 幼いころ、むずかるタバサを寝かしつけるために枕元でよく本を読んでもらった。今とちょうど逆の立場で。 こうして本を読み聞かせているのは、そうしていると母が暴れないからだ。 母は人形のシャルロットがないと暴れ始めるのだが、なぜかこの本を読んでいるとなくても落ち着くようだ。 それに気付いて以来タバサは母に本を読み聞かせている。 エルフの心を狂わせる薬が完成するまでだが、それでも今までの暗い任務をこなしてきた日々よりもずっと有意義な時間に思えた。 母に読み聞かせながらタバサは昔を思い出していた。自分は昔この本を読みながら憧れた。 勇者にではない。助けられる少女に憧れた。楽しいながらも、退屈な日常から連れ出してくれる勇者を待ちわびた。 タバサは奇妙な感覚を覚えずには居られない。かつて憧れたものに自分はなっている。憧れの囚われの少女に。 違うのは自分を助けるものはいない、いや、いてはならないことだ。 それでも彼女の頭の中に使い魔の姿が思い浮かぶ。彼だって例外ではない。彼はエルフに敗れたではないか。 それでも……と本を読み、空想が得意な少女は仮定の話を想像してしまう。 もし自分を助け出してくれれば彼は勇者なのであろうか? 調子が良くて、力はあるはずなのにどことなく頼りない使い魔の姿を思い浮かべてタバサは心の中で苦笑した。 彼は勇者というがらではない。なんというか、そういうかっこいいものは似合わない気がする。 失礼なことを考えてると思う。しかし、使い魔のことを考えると心が暖かくなってきた。 その時扉が開いて、タバサと母だけの部屋にエルフが入って来る。 しかしタバサは突然の来訪者に構わず読み聞かせを続ける。 この数日間もそうだった。母との大切な時間をジャマされるつもりはない。 ビダーシャルは少し言いにくそうにしていたが、すぐに喋り始めた。 「薬の準備がじきに出来る。すぐにというわけではないが、もう長くはないだろう」 長くはないという言葉には主語に自分がつくことは言われなくとも分かった。 最後の正気でいられる時間を慮ったからなのかは知らないがそれだけ言うと彼はすぐに去っていった。 とうとう時が来たことを知る。もう自分が正気でいられる時間は長くないのだ。 だが、何も恐れることはない。これからはずっと母と一緒にいられるのだ。だから何も悪いことではない。 そう自分に言い聞かせながら本を読み続ける。 『名も無き勇者』を読んで、終ったら、また初めから読んでを繰り返す。それがもう何週目なのかわからなくなったとき、なにやら騒がしいことに気付く。 それでも読み聞かせを続けていたが、喧騒は大きくなり母は怯えてベッドの中にもぐりこんでしまった。 タバサは窓から外を見た。月が出ているとはいえ、もうすでに夜も更けている。 そのため見通しは悪いものの、松明がところどころあるため兵たちの様子が見える。なにやらいざこざが起きているらしい。 よく見てみると、他の兵士に殴りかかっている者も居れば、ぼーっとしているもの、なにかバラ撒いている者もいる。 その光景にタバサは既視感を覚え、すぐに思い出した。これはかつてアルビオンへ行く前にラ・ロシェールで襲撃を受けた際に見た光景に似ている。 その時、敵は味方を襲い所持金を撒いていた。そしてその状況を作り出したのは陽介であった。 彼が来ている。そう確信する。 急いで廊下へ出る扉に駆け寄るが、やはりロックの魔法がかけられていて出ることが出来ない。 タバサの手には杖がなく、杖がなければ北花壇騎士団として恐れられたタバサも扉一つ開けられない無力な少女でしかない。 きっと彼は自分を助けに来たのであろう。なぜ助けに来たのだろう。彼だってエルフに敗れたというのに。 焦燥に駆られながらも、心にかかる重石が軽くなったことに彼女は気付かないでいる。 アーハンブラ城が建つ丘の麓は活気のある町がある。それは初めは小さな宿泊所だったのだが、交易所になり現在まで発展してきたのだ。 もともとエルフに築かれたアーハンブラ城は幾何学的な模様が刻まれていて、双月が輝くときには人々の視線を集める美しい幻想的な城となる。 時刻は深夜。魅入られたわけでもないのに、その城を見つめる5人の集団がいた。陽介たちである。 「混乱しているわね」 キュルケはアーハンブラ城を観察していた。城内を1000以上の兵が暴れまわっている。 城に詰めていた兵たち以上の数の兵が暴れまわっているのだからこれ以上混乱しようがないほどであろう。 今、神秘的な城を襲っているのは陽介のテンタラフーとそしてルイズのイリュージョンだった。 イリュージョンとは本物に近い幻覚を作り出す“虚無”魔法だという。つまりルイズは虚無魔法の使い手というこただ。 本人がそう言い、デルフリンガーや完二や陽介が言ったため、信じてはいたつもりだ。そうでなければ親友を救うために連れてきたりはしない。 それでもやはり頭で信じるのと、見るのとでは違う。 「まさか虚無が、ルイズがねえ……」 同じく城の様子を窺っていた陽介が指示を出した。 「よし、んじゃ突撃すんぞ。あのエルフを見たら……わかってんな?」 全員が頷いた。 5つの影が混乱する城の中へと入っていく。 ガリア王の姪に飲ませるための薬が完成したとき、ビダーシャルは外が騒がしくなっていることに気付いた。 窓の外を覗くと多くの兵がなにやら暴れまわっているようであった。 彼はアーハンブラの城の土地と契約を交わしたので城内のことが感じられるが、ガリア兵300のほかになにやら妙な存在を放つものが現れた。 なにやら存在しているのかしていないのか判然とせず、しいて言うなら存在感のある霞のようなものであった。 ビダーシャルが今まで感知したことのないものに困惑していると次は別の5つの存在が城内に侵入してきた。 それらは間違いなく実体のあるものだった。その足取りは速く、なにかしらの目的があるのがわかる。 間違いなくシャルロット親子の奪還であろう。他にこの城に侵入する価値のあるものなどない。 どうやらガリア王の言ったとおりの展開になったことをビダーシャルは認めた。 そしてビダーシャルは自己の任務を全うするため部屋を出た。歩きながら5人の侵入者は途中で3組に分かれたことを察知する。 おそらくあの親子がどこに監禁しているのか知らないのであろう三方向別々の方向へ向かっている。 しかし3組に分かれたうち一人になったものは――おそらく偶然であろうが――監禁している場所へとかなり近いルートをとっている。最初に狙う標的をそれに定める。 ビダーシャルが幾つかの階段を下りて、廊下を歩んでいった。ビダーシャルの警備すべき対象と侵入者の奪還対象に向かう道合で男に出会う。 それは人の身でありながら使い魔と名乗った男であった。 「また貴様か。何の用があってここに来た」 尋ねられたほうは臨戦態勢で答えた。 「わかってんだろ?タバサを返せ」 「それは出来ない相談だな。早く去るといい。エルフは戦いを好まない。もし貴様がこのまま引き下がるなら何もしない」 「はい、そうですか。って引き下がれるわけねーだろが」 シャルロットに陽介と呼ばれた男はビダーシャルの申し出を跳ね除けた。 「交渉は決裂だな」 「当たり前だ。ペルソナ!」 陽介の背後に青いキャンドルに火をともしたような外見のなにかが現れた。 それはビダーシャルの目には亜人のように見えた。前回のときもそうであったが、おそらくあれは目の前の男の力なのであろう。 博覧強記なエルフであるビダーシャルもそれがなにかは知らなかったが、ただ自分の敵足り得ないことは前回の攻撃でわかった。 突然現れたそれは力をビダーシャルに向け放つ。光弾がビダーシャルに当たるが傷一つない。 次はビダーシャルの反撃の番だった。 「意思に潜む精霊の力よ。我は古き盟約に基づき命令する。礫となりて我に仇なす敵を討て」 ビダーシャルの周りの城が、城を作る石がめくりあがり空中で爆発して陽介へと飛んで行く。 その標的となった男は石の散弾をよく避けた。しかし全てはかわしきれず、いくらか石の散弾を喰らう。 「吠えろ!スサノオ!」 ダメージを受けつつも目の前の敵は再び炎の亜人のようなものを呼び出した。 ビダーシャルはこの城の全ての“精霊の力”と契約している。どのような攻撃も彼を傷つけることはかなわない。 無駄なことを。 しかし、そう思ったビダーシャルの体は疾風の刃で斬りつけられた。 「よし!」 陽介は疾風呪文ガルが通用したのを見てガッツポーズをとる。 エルフに攻撃が通じたの理由は最初にエルフに放った魔法がその答えとなる。 疾風ガードキル、ガードキルは敵のある一つの属性耐性を完全に打ち消すものだ。 陽介が疾風ガードキルを持っているように、クマは氷結ガードキル、完二は電撃ガードキルを持っている。 デルフンリガーに優れた使い手のエルフはあらゆる耐性を持っていると聞いて、二人に授けた秘策もこれだ。 疾風ガードキルはエルフの反射のうち疾風への反射を消滅させ、風の刃の通り道を作ったのだ。 その結果、魔法使いにどんな魔物よりも恐れられ、陽介を一度は退けたエルフは陽介に膝をついている。 「貴様……いったい何を……?」 そういった事情を知らないエルフは膝をついて息を切らしながらそう言った。 「教えてやってもいいけど、その前にタバサがどこにいるか教えてもらうぜ。あいつは今どこにいんだ?」 しかし、その質問に答えようとする様子はない。膝をついている男に近寄ろうとする。 しかし傷ついたエルフが指輪を触ったかと思うと彼の体が糸で操られた人形のように浮かぶ。 それから陽介を襲うためにつぶてとなったために穴が開いた壁から、浮かんだ体は飛んでいった。 しばらくポカンとして見つめていたが、自分のすべきことを思い出し、駆け出した。 突然爆発音のようにも聞こえる激しい音が聞こえてきた。 タバサは戦いの始まりを感じとる。 まさかビダーシャルが?そして戦っている相手は? 彼女は情報が欲しくて扉に耳をくっつける。それが囚われの彼女に出来る唯一のことだ。 爆発音は再び聞こえてくることなかった。じっと耳を扉につけてしばらく経って別の音が聞こえてきた。 それは足音だった。 風系統の使い手として鍛えられた耳を持つタバサの耳はそれを認識する。 エルフのものでも、兵隊のものでもない。 この世界のものではない足音。 ルイズの使い魔でも、キュルケの使い魔でもない。 珍しい靴の形。見たことも聞いたこともない、柔らかい足音の響く靴。 「タバサ!どこだタバサ!」 自分の使い魔の声、足音、彼の音。 「ヨースケ……」 タバサの喉からか細い音がもれる。 彼女を探す人物は気付かずにまだ彼女の名前を叫んでいる。 「ヨースケ!」 タバサは大声で自分の使い魔の名を呼んだ。自分でもこんな声が出るのかと驚くほどだった。 「タバサ!?どこだ、どこにいんだ?」 足音が近づく。 「ここ、助けて!」 タバサは自分の使い魔に助けを求めた。ドンドンとタバサは扉を叩いた。 足音はタバサのいる扉越しに立つ。 「待ってろよ、ぶっ壊すから離れてろ!ペルソナ!」 言われたとおりタバサは扉から離れる。 扉が強い衝撃を受けて真ん中から折れ曲がりながら吹き飛んでいく。 自分と母だけがいた部屋を、自分と母だけがいた世界を仕切っている扉が壊される。 扉の向こうに見えるのは、黒い服、首にぶら下げたよくわからないもの、そして茶色い髪。 彼が部屋に入って来るよりも早く、彼女は扉を、壊された扉を飛び出す。 「タバサ、無事か……うお!」 タバサは陽介に抱きついた。 そして子供の頃のように泣いた。忘れていた安堵の涙を流した。 おとぎ話のように捕らえられた少女。 少女を牢獄から連れ出したのは勇者ではなく彼女の使い魔だった。 前ページ次ページゼロのペルソナ